2016年 トルコ旅行⑦ 2月3日 ワン2日目「ワン城跡での出来事、ワン猫再訪問」
(ワン中心地のモスク)
昨晩雪が降っていましたが、この日はずっと快晴でした。
寒いけど雪がきれいです。
この日は、ワン城跡にいくベく、またドルムシュを捕まえに。
しかし2、3台捕まえてみたがどれも行き先が違う様子。どれを捕まえたらいいか教えてくれるのですが、、、言葉がいまいち分からないうえ、みんなバラバラなんですよね、、、いうことが。
結局、ホテルに戻ってホテルの人に助けてもらうことに。
しかしホテルに戻ると、あのちょっとセクハラっぽい人しかいない、、、。
はぁ、、、、。さてどうしたものか。
するとそのスタッフ、私が困ってそうなのに気がつき、話しかけてきた。
相変わらず近い。
ワン城に行きたいんだけど、バスが分からない。と一応伝えました。
すると誰かに電話し、変わってくれました。
電話相手はどうやらホテルのオーナーらしい。事情をはなすと、5分後に来てくれました。
「ワン城は昨日たくさん雪が降ったから、登るのは無理かもよ!」とオーナー。
え~!!そんな~↓↓
バスは、どうやら違う場所から出ていたようです。
オーナーさんが捕まえてくれました。
バスの運転手に行き先まで伝えてくれましたが、、、、
バスの運転手私の存在をすっかり忘れ、出発点まで一緒に戻ってきてしまった様子。
「くっそーーー忘れてた!!」的なことを言ってました。(想像)
それで、わたしはどうしたらいいの、、、???このバスはこの後どこへ行くの?
「このバスは違うところにいくから、僕がワン城行きのバスの運転手に事情を話すよ」(想像)
で、別のバスに乗り換えました。
今度はちゃんと目的地まで来ることが出来ました!
丘の上にあるのがワン城のようです。
入口らしきところに行くと、警備員のような人たちがいたのでワン城の入口かと尋ねましたが、どうやら違う方面の様子、、、。そして
また別の入口らしきところに行くと、一人の青年と、中年の男性が雪かきをしていました。てっきりもうここが入口だと思って進むと、二人に「ワン城に行きたいの?ここからは無理だよ、雪がたくさんあるからね、あっちに回れ」と丘の反対側を差してました。
え~一体どこが入口よ、、、仕方なしひき返すと。青年が、僕が案内するよと言ってきました。
それはありがたい、、、。
青年の言うとおり、私が立ち入ろうとしていた方面はかなりの量の雪がつもっており、
そこを登るのは困難なようでした。青年が案内してくれた方面は斜面が急でしたが、雪はなく滑る心配はないとのこと。
なので、そこから登ることにしました。
初めは良かったのですが、、、だんだん気付く。
この丘、、丘というか、岩山レベルでかなりの体力と勇気がいります。(途中からロッククライミングレベルです)下調べ不足ですね↓
(2011年ワンで大きな地震がありました。その時にできた地割れです)
(ここから、敵の襲撃から城を守っていたそうです)
(いくつか部屋らしきものが残っています。)
部屋の中は薄暗く、なのも残っていませんが、青年にいわれるまま壁の写真をとると、、、
(その中の壁です、よくみると、、、女の人の顔が見えませんか??青年によると、ここに住んでいた女性のようです。)
青年はここでガイドをしていると話していましたし、私はてっきりここのスタッフかと思っていました。(身のこなしが慣れている。)
彼のおかげでワン城跡の見どころを見ることは出来たのは確かです。
案内料取られる覚悟はしていました。
しかし、後で私の軽率な行動に後悔します。
(ワン城跡より撮影 私は右側から登ってきました。かなり急斜面なのが見えると思います。。後から思えば左からでもいけたのでは、、、と思いますが。)
この時点でもはや引き返せる場所ではありませんでした。突き落とされると即死でしょう。
(ワン城の頂上にあるモスク)
てっぺんまで来た時、、、あれ?ちょっとやばいのではないかと感じるようになりました。彼の空気が変わったというか。。。
気付かないふりをして、「もう帰りたいと」伝えました。
極論をいうと、純粋なガイドではなく、下心からくるやつ。
強くお断りし、理解してもらえました。よかった、、、ほんとに。
その後「ごめんなさい」と何度も謝ってきましたが、、、結局のところ軽い女に見られたのでしょう。彼にはガイド料を提案し、20TLをお支払いしてきました。この青年ほんとうに登るのに慣れていました、ガイドで何回も登るようです、、、おそらくスタッフとかではなく観光客からこずかい稼ぎをしているのかな、、、と思いますが、上記については常習犯なのか謎です。
私が無事だったのは、青年がまだ良心のある人だったからですが、、、、本当に恐怖を感じました。
ワン城を後にし、またワン猫ちゃんのお家に行きました。というのも実は指差し会話をここに忘れてきてしまったのです。(ワン城から歩いて5分もかからないです)
私の本、なんと、スタッフの親戚の人が気に入って持って帰ってしまったようで、持ってきてもらう間、部屋で待つことに。さっきの出来事があったのですっかり意気消沈です。
ここのスタッフ英語はあまり話さないのですが、アジア人に興味しんしんでなんとかして私と会話しようとします、しばらくすると別の観光客(トルコ人)が部屋にやっていました。私と写真をとりたい、ということで撮影会に。彼ら(カップルかと思えば姉弟でした)は英語を話したので、猫のスタッフとの間の通訳に回ってくれました。
どうやら、姉はワンで働いていて、弟が大学のホリデー中に遊びに来たようです。
聞けば、かれらもつい先ほどワン城跡にいたそうな。。。
本当に、、、先にこの人たちに出会っていれば、、、、
「このあと湖を見に行くけど、もしよかったら一緒にいかない?!」
あの出来事のすぐ後だったので、返答に迷いましたが、、、、
行くことに。(facebook等も交換しているし、写真もとってるからきっと大丈夫!!女の子も一緒だし!!)
(ワン湖)
彼らには本当によくしてもらいました!
そしてたくさん話しました。トルコの問題や現地の治安、日本への関心、宗教についてまで。彼ら自身、世界情勢に関心があるようでした。今回の旅でトルコ人とここまで話せたのは本当によい経験になりました。
人を信用しすぎてはいけない、でも信用することで、こんなに貴重な経験もできる。結局のところ、人をみる力なのでしょうが、、、。。
最終お家にまで呼ばれました。
お姉さん、コーヒー占いなるものが出来るらしく、占ってくれました!
コーヒーを飲んだ後、カップを裏返して、10分ほど待ちます。するとコーヒーカップから沈殿物が下に落ちます。(トルコのコーヒーは、粉がそこにたまるくらい濃いタイプです)カップをもとに戻し、残った跡方をみて、占うようです!
結果
あなたは何かから今逃げてきてるんじゃないかしら?(どきっ、、あたってるよ、、、)でも安心して、物事はあなたが強く望めばうまくいくわ!
でも恋愛については残念だけど今のところ相手は見えてこないわ。(ガーン!!!)
結構当たってました。。
会話中、印象に残ったことで、長崎、広島の原爆の後その土地はどうなったのか、どうしてアメリカを責めないのかと言われたこと。
そもそも日本から戦争はじめたからね。。
するといつか広島を訪れたいと話していました。
オーストラリアやニュージーにいたときはこんな会話はでてきませんでした。(なんとなく戦争の話題はみんなが避けていたと思います)
今まさにお隣シリアでおこっている状況、テロの多発、戦争というものが身近で、日本が経験してきた歴史に少なからず関心があるのかもしれません。
宿まで送ってくれました。もどるとホテルのオーナーさんから室内コール
「君の帰りが遅いから心配したよ、大丈夫かい?ワン城へは行けた?もし疲れてなかったらロビーにおいで、お茶を飲もう!」
大丈夫です、、ありがとう。今日は疲れたから休みます。
ワン城跡での運動が応え、全身筋肉痛に。
この日ホテルのワイファイが使えず、ロビーに行きたかったけど、降りる気力もなく
そのまま寝てしまいました。